2010.03.14 磁器
今回見学したのは
有田焼 源右衛門窯

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約260年前に築窯されたそうです

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もともと有田焼は1616年、佐賀藩主の鍋島直茂が連れ帰った
朝鮮陶工が有田の泉山から優秀な白磁砿を発見し磁器焼成に成功したことが起源

当時ヨーロッパでは中国の景徳鎮で焼かれた磁器が主流だったが
戦乱等で生産不振に陥り、輸出も滞りがち
そこで品質に遜色ない有田焼の輸出が盛んになったらしい

また当時の有田焼は年貢として鍋島藩に納められ
鍋島藩はそれを天皇家や将軍家への献上品、海外への輸出品としており
藩の産業として成長してきた

そのため今でこそ窯元になっているが
昔は部落全体で共同の窯を使用し、全ての工程が分業制で行われていたそうだ



作業場を見せてもらったが
今でも全ての工程が手作業で行われている

形は全て轆轤(ろくろ)で作られ
絵柄も何人もの絵付けの方々が一筆一筆丁寧に筆を入れます
細かな絵柄も多く、筆にかかる力加減で同じ柄でも出来上がりが全く違うそうです

白さが命の磁器にとって大敵の黒いポツポツは白磁砿に含まれる鉄が原因
泉山の白磁砿は磁石で取り除く事のできない鉄のため
現在では磁石で除去可能な長崎県天草産を使用

そこまでしても完成品の約3割は品質的に市場に出せず
さらに磁器は土に戻らないため不良品の再利用もできないので
その分の値段が加わり市場価格が高くなってしまうとの事


等々、まだまだ多くの事を教えてもらいました

値段と品質が結びつかなかったA&K
わかりやすい解説に大感激
有田焼の見方が全く変わりました

お値段以上、源右衛門

夏に軽井沢で2級品の販売会があるらしいので
いまから楽しみです


☆追記☆
割れた磁器を庭や畑に埋めるのはやめましょう
土に戻りません

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